川越祭囃子保存会について
現在の川越祭囃子保存会は昭和四十五年八月に、川越まつりにて各町内の山車に乗る囃子連として、それぞれの町内で組織される囃子連が流派横断的に囃子という共通言語を基に、各会相互の交流・親睦を図かり、協力をもって技術練磨に励み、伝統ある川越まつりの発展向上と川越市の観光行政振興に資することを目的に集まり、西小仙波町の竹生会、大手町の鈿女会囃子連、元町二丁目の菊元会囃子連、連雀町雀會、松江町二丁目の浦島囃子連、元町一丁目の牛若囃子連の六団体により「川越囃子同好会」として発足し、翌年の昭和四十六年に「川越祭囃子保存会」に改められ現在に至ります。
会長には、西小仙波町・竹生会の時田勝輔氏が初代会長として選任され、以降、大手町・鈿女会囃子連・小田伍良氏、西小仙波町・竹生会・関口勇氏へと引き継がれ、現在の松江町一丁目・松龍会囃子連・鈴木健司氏が歴任いたしております。
これまでに、設立目的から県内、県外各署の祭りに研修として出向き、また、川越市文化団体連合会の一員として市民文化祭の一環で、毎年「祭囃子の集い」を主催致しております。川越まつりでの活躍は言うに及ばず、川越まつり会館では各囃子連による当番出演、春まつりでは山車の展示と居囃子、川越百万灯夏まつりでは手作りの屋台で参加し囃子を披露したりと、観光行政にも多大に寄与していると自負しております。
また、これらの活動の中で他町の各囃子連とも交流、親睦も深まりる事により、お互いの囃子の技術についても、闊達な意見交換が行われており、現在では脇田町・葵囃子連、元町一丁目・牛若囃子連、鈿女囃子連、新富町一丁目・榎会囃子連、岸町囃子連、元町二丁目・菊元会、松江町一丁目・松龍会囃子連、旭町三丁目・信亀会囃子連、末広町・住吉囃子連、西小仙波町・竹生会、連雀町雀會の十一団体が加盟しております。
今後も活動を継続する事により、囃子を通じて、川越の伝統や文化を絶やすことなく大切に後世に引き継ぎ、各町内はもとより、川越市を元気に彩り、より一層の発展に努力してまいります。
公式ロゴマーク
円は人の和を表し、5つの丸とシルエットで五人囃子に舞が付く川越で 培われた囃子の独特なスタイルを象徴しているとの意味が込められています。 創立五十周年を記念して制定されました。