川越祭り囃子保存会

連雀町雀會

名称:連雀町 雀會
創立:昭和44年

昭和54年創立10周年
昭和54年創立10周年

平成元年創立20周年
平成元年創立20周年

平成11年創立30周年
平成11年創立30周年

平成21年創立40周年
平成21年創立40周年

雀會創立

雀會の由来

 連雀町太田道灌の山車は昭和27年に建造され、当初寺尾囃子連中が山車上で囃していましたが、後継者不足から惜しまれつつも山車を降りました。次に山車に乗ったのは古谷本郷囃子連で、「笛の儀助に太鼓の三ニ」と名高い名人がおり、実に良い囃子でしたが、前者と同様の理由で山車を降りました。

 おりしも町内では青年団が解散し、はけ口を求めていた若者達が、この現状を聞き付け、町内の人間で囃子を習おうという気運になり、当時の町内会長の子息の印藤氏を代表とし、連雀町の一字を取り「雀會」と名乗るのに時間はかかりませんでした。集まった会員は45名にも達したということです。

 昭和44年6月5日午後8時、快く雀會の囃子の指導を引き受けてくれた古谷本郷、笛の渡辺儀助、太鼓の杉山三ニの両名人を迎え、町内の熊野神社にて、稽古が始まりました。隔日の厳しい稽古の甲斐もあり、その年の9月15日、古尾谷八幡神社の祭礼に招かれ、初舞台を踏み、10月の14日、15日の川越まつりには、念願の道灌の山車に乗りこんでの初囃子となしました。

 川越まつりが終わっても会員の囃子の熱も治まらず、難曲といわれる本郷流屋台囃子に挑戦し、12月3日の熊野神社酉の市には屋台囃子まで演奏してしまう程で、両氏の厳しい稽古のもと、僅か1年足らずで、全曲を習得するに至り、またこの熱心さが益々囃子に磨きをかけ、「雀會」の名は、川越中に響き渡って行きました。

 現在、雀會は川越まつりはもとより、春祭り、川越百万灯夏まつり、酉の市をはじめ、神楽、獅子舞い等でも活躍しております。また、地域の子供達を対象に子雀會を組織し、後継者育成にも努めています。

令和元年創立50周年
令和元年創立50周年

連雀町雀會